真福寺の歴史
創建年
山号を「實相山」、寺号を「眞福寺」と言います。
諸説ありますが、寛永12年(1635年)に本寺である新徳寺(春日井市上田楽町)第2世の荊洲和尚によって開山されたと伝わっています。
本尊の観世音菩薩像は平安時代から下末の地に存在すると伝えられますので、観音信仰の霊場に後から寺院を建立したと考えられます。
歴代住職
荊洲和尚は創建に関わった人物ですが、初代住職は祖繁という僧侶だと伝えられています。第10世より妙心寺派の法系を継ぎ、禅宗の教義を今日まで受け継いでいます。
当代は平成26年(2014年)より第14世として就任し、歴史と伝統を守っています。
伽藍
現在の伽藍ですが、庫裡は昭和9年に再建、山門は昭和45年に再建、本堂は昭和47年に再建されました。
臨済宗 (妙心寺派)(禅宗)
臨済宗のご本尊様『釈迦牟尼仏』
仏教を開いたのは「お釈迦さま」(釈迦牟尼仏)です。インドの王族から出家をし、坐禅修行を経て真理をお悟りになった方ですので、臨済宗のご本尊様としてお祀りしています。
『禅宗』・・・禅の教えを伝える寺院
「禅宗」では坐禅をして自分の心を調える修行方法が特徴の一つです。
しかし、坐禅ばかりでなく日常生活の全てが「禅」と関わっています。「禅」とは、人が本来持っている「仏の心」を思い出すための智慧のハタラキです。